ドイツのDIY精神を体験!市民学校の工房開放日
17 Mai 2024 Nr.1218 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】ドイツのDIY精神を感じられるイベント「Tag der Offenen Werkstatt」(工房開放日)を紹介したいと思います。
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市民に愛される女性像「ナナ」 今年で50周年
5 April 2024 Nr.1215 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】ハノーファー市内のライネ川のほとりに、豊満な女性像ナナの作品が三つ立っています。フランス人女性の芸術家ニキ・ド・サンファル(1930-2002)によるもので、設置されてから今年で50年を迎え、市のシンボルとして親しまれています。
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レンズを通して見たカーニバルの現代の姿
1 März 2024 Nr.1213 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】僕が住む地域では「Fasching」(ファッシング)、ほかの地方では「Fastnacht」(ファストナハト)と呼ばれるカーニバル。紙吹雪やお菓子が空から降り、太鼓やトランペットが鳴り響くなか、仮装した人々が街を練り歩くパレードに参加してきました。歓声も地域によって異なり、ケルンでは「アラーフ!」、ブラウンシュバイクでは「ヘラウ!」と叫びます。
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化学反応ゲームで社会の分断と統合を考える
16 Februar 2024 Nr.1212 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】ライプニッツ・ハノーファー大学で1月、慶應義塾大学で社会心理学を専門とする 杉浦淳吉教授が「化学反応ゲーム」のワークショップを実施しました。ハノーファー大学化学部のフランツ・レンツ教授との共同研究の一環で、参加者それぞれが酸素や水素などの原子のカードを持ち、それらを使って化合物を作ることで得点を競います。
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市民みんなで話し合う「私たちのゴミ」の行方
19 Januar 2024 Nr.1210 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】1月1日0時、子どもたちとカードゲームで遊んでいたら、一斉に花火が打ち上げられました。こういう年越しにまだ慣れぬ自分を感じつつ、遠くに瞬く火花に目を引かれます。数日後、路上にほったらかしにされた打ち上げ花火の残骸が雨に濡れているのを見て、このゴミを誰が片付けるのだろうかと考えていたら、「恩恵を受けるのは3世代、負担を強いられるのは3000世代」という言葉が頭に浮かびました。
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マリンバでドイツを魅了する 演奏家・布谷史人さん
15 Dezember 2023 Nr.1208 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】マリンバという楽器をご存知でしょうか。木琴の一種で、深く温かい音色から堅めの音色まで奏でることができます。ドイツの音楽界で活躍する日本人はたくさんいますが、布谷史人さんはそんなマリンバをはじめ、クラシックの打楽器奏者として活躍している数少ない音楽家の一人。先日、独日協会ハノーファー茶道会の催しで初めて布谷さんのマリンバの演奏を聴き、私も魅了されました。
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森の中での宝探し キノコと出会う秋
17 November 2023 Nr.1206 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】10月の初め、ブラウンシュヴァイク北側にあるギーフホルン(Gifhorn)という地域に車で向かいます。今回はキノコ狩り経験者の友人家族が、初心者の私たちをキノコ狩りに招待してくれました。通常、彼らがお気に入りのキノコ狩りスポットは人に教えないそうで、とてもありがたい機会です。
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絶品の生クリームやバター 独自の道を行くバンゼ農場
6 Oktober 2023 Nr.1203 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】大量生産のため、乳牛は最大限に乳が出るよう改良され、牛の腹はタンクのように大きくなり……というように、乳牛に対する搾取はとことんまで進んでいます。熾烈な価格競争のために牛を苦しめ、あくせく働くことでしか成り立たない酪農とは、一体何なのだろう。そう考え、独自の道を拓いたのがバンゼ農場(Bauer Banse)です。
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植物の世界を五感で体験! ハノーファー学校生物センター
28 September 2023 Nr.1202 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】ハノーファー学校生物センター(Schulbiologiezentrum Hannover)は、1883年に創立されたドイツで最も古い環境教育施設の一つです。総計2000平米の敷地に温室、菜園、森林などがあり、色とりどりの草花が咲く庭園をクジャクが練り歩いています。
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バリアフリーの演劇祭 耳の聴こえない人の世界は
25 August 2023 Nr.1200 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】広島で新聞配達をする人、畑仕事をする人、そして飛行機を操縦して原爆を投下する人……。 映像とナレーション、振動を駆使し、原爆投下に至る経過とその後を描いた、圧巻のパフォーマンス「Scored in Silence」(沈黙の記譜)。
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