ジャパンダイジェスト

屋外スケートを楽しもう

ドイツの長い冬がやって来ました。日が短くなるのは寂しいですが、それを補うかのように、クリスマスマーケットの暖かいイルミネーションが輝きを放つ季節でもあります。そしてその近くに現れるアトラクションといえば、期間限定の屋外スケートリンクです。私が住む町に近いエルディングでも、10月末に30×15メートルのリンクがお目見えしました。ここでは、カーリング大会などのイベントも開催されるようです。また、ここのレンタル・スケート靴は嬉しいことに無料です。元気な子どもたちが、早速スケートを楽しんでいました。

スケートリンク
自然の中で冬を楽しむ。こんな風景が今年も見られるかな?

ミュンヘンでは、カールスプラッツ(シュタフス)の「Eiszauber(氷の魔法)」が有名で、今年は11月22日から営業しています。ショッピング街のど真ん中で、音楽を聞きながらスケートができるというのは、ちょっとした驚きですね。

靴は借りられる(有料。年齢や時間帯によって価格は異なります)ので、買い物や散歩の途中に気楽に立ち寄って滑ることができるのが嬉しいところです。リンクはそれほど広くはありませんが、いつも多くの人で賑わっています。夜間は美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。グリューワインを片手に見物のみしたいという人は、入場無料です。その他、プリンツレジェンテンシュタディオン(Prinzregentenstadion)やミュンヘン空港、またニンフェンブルク宮殿(Schloss Nymphenburg)など、市内や周辺各地に屋外スケートリンクが設置されます。

初心者用
初心者用には、こんなお助けグッズも

これからいよいよ冬本番を迎え、さらに冷え込むと、ミュンヘン周辺の湖が凍結します。氷が十分な厚みに達すると、滑走可能であることを見極めた人々が様々なレジャー用品を持って続々と集まって来ます。表面に積もった雪をどかしたら、スケートはもちろん、カーリングやアイスホッケーも始まります。まさに、寒い地域ならではの冬の光景です。「割れたらどうするの?」と腰が引けていた私も、恐る恐るスケートに挑戦したことがあります。時々、足下でミシッという音が鳴って驚かされますが、滑り始めてみると、屋内リンクにはない開放感にすっかり魅了されてしまいました。

ただし、自然の氷の状態は、その時々の天候にダイレクトに左右され、刻々と変わります。滑走可能かどうかを事前に予測することはできません。また、悲しい水難事故が毎年どこかで起きています。湖上スケートをやってみたいという方は、必ず信頼できる人の情報を得てからお出掛けくださいね。

Eiszauberの情報:www.muenchen.de/veranstaltungen/event/6539.html

Y. Utsumi
2002年からミュンヘン近郊の小さな町ヴェルトに在住。会社員を経て独立し、現在はフリーランスとして活動中。家族は夫と2匹の猫で、最近の趣味はヨガとゴルフ、フルート。
 
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